浅く薄い知識の掃き溜め

新卒に向けた資産運用とか節税とか興味のあることとかご飯とか、、、

就活の振り返り

私は現在大学院生をやっている。2020年卒で就職先も決まり、あとは修論の執筆をするのみである。なぜこの振り返りをしようと思ったかは今度学部3年生に向けて就職ガイダンスで話すからだ。ブログを下書きとして自分の考えていたことを整理したい。

 

まず最初になぜ大学院進学を決断したかと言うと学部時代の希望の就職先に付かなかったことが原因である。学部時代は特になにも考えてはおらず、とにかく働ける・多くの業界を経験できるという理由からコンサル業界を志望していた。しかし今まで真剣になにも取り組んでこなかった学生時代のため、内定をもらうことはできなかった。就活を通して自分に足りていないのは議論する力や自分の意見を伝える力、経験としては何かに真剣に取り組むだことであった。以上の自分の力の無さを痛感し、就職までの期間を延ばす意味で、消極的な理由ではあるが、大学院進学を決意した。

 

大学院進学を決めたと同時期に社会人との関わりを持ちたいと思い、エンジニアとして長期インターンを始めた。当初はエンジニアをやることは絶対条件ではなかったが大学時代を振り返り楽しかった講義といえばプログラミングだったからエンジニアを選んだ。今思うと大学院進学よりもエンジニアインターンの方が希望職種を変えることに繋がったし、満足のいく就活を行う上で大事だったのかなと思う。

 

大学院に入学した。入学はしたものの自分の中にやりい研究・やりたい勉強も特になく、研究テーマはM1の後期まで決まっていなかった。ただ講義が楽しく、忙しくついていくために必死に勉強はしていたM1の前期はエンジニアインターンもやっていなかった。この頃の技術レベル的には簡単なサービスは開発することができた。しかしデザインやセキュリティ、保守性に関しては全く取り組んでいなかった。またメガベンチャー系のインターンに呼ばれるレベルになっていた。インターンは周りのレベル感を知るために参加しており、学部生でもすごい奴はいたし修士になると敵わないと思うレベルの人が多かった。インターン参加をきっかけにエンジニアとして戦っていきたいと思ったしこのままじゃ学部の就活と同じになってしまうと思っていた。

 

だからといってすぐに行動を始めたわけでもなく本格的にインターンを再開したのは2019年の1月からである。この会社ではインターンである自分にしっかりと考える時間を設けてもらったり、レビューをいただき改善したり、エンジニアとしての技術面とチーム開発を経験できて今年1年は(牛歩レベルだったが、、、)成長したと思う。

 

就活に関してはM1のこらから就活イベントでメガベンチャー系を中心に面談を重ねていた。このイベントでは自分を売り込み企業・学生共にきにいればインターン、選考に進む形となる。このイベントで自分について考え(自己分析)、それを自分を語る。この過程で自分を深く知り、また自分が企業からどのように見えているかわかったのでこのイベントには感謝しかない。

就活の中で自分が重視していた項目は「サービスをいいと思えるか」と「年収」だった。「サービスをいいと思えるか」は自分は目的があってそのために行動するタイプで自分が本当に友人・家族に進めたいと思えるサービスを作っていきたいと思っていたからである。生活のために勧めれない物を売る物を作ることはしたくなかった。「年収」は簡単で生活するために必要であるからである。自分は地方出身者でまずは一人で生活することが必要でそのためにはお金が必要だった。また学生時代で貧困な生活を送ると思考のレベルも下がることがわかっていたからその悩みから解放されたいという思いが強くあったし、年収ほど企業からの期待がわかるものはないと思っている。

 

内定先は上記のイベントで声をかけていただいた企業である。この企業では自分の本質を見る性格を評価してくださり、元内定先との交渉のアドバイスもいただいた。面接中も複数回面談を重ねて企業側と学生側の思考性のすり合わせを丁寧に行なっていただいた。人で企業を判断するのはあまり得策だとは思わないが人で選んだ部分が結構大きい部分を占めている。もちろん就活の際に重視したポイントは満たしている。

 

このようにして僕は大学院進学と就職先を決めた。今思うと大学院進学という決断は良かったと思っている。消極的な選択であったけど自己成長という観点からは正解な気がしている。